精神疾患で傷病手当金
皆様こんにちは中小事業者の味方社労士ウリボーです。
今日は精神疾患で健康保険の傷病手当金を受給される方がすごく増加しているということを書かせていただきます。
最近、精神疾患で会社を休み始める若い方多いですね。本当に多いです。
なんと「精神疾患」が原因で傷病手当金の請求する方が全傷病手当金の請求の30%を占めているそうです(令和2年度)。しかも20~39歳の人においては50%を占めているそうです。すごいですね40歳未満の傷病手当金をもらう場合の2件に1件が精神疾患系ということになります。
おそらくそれに応じて傷病手当金の請求件数も増えていることでしょう。
すごい比率です。本当に最近多いです。しかも年齢は関係ありません。60歳代でも使ってきます。
ある精神科の専門医が精神疾患で傷病手当金や休業補償をいただくのは、「禁断の果実」だと言ってました。食べてしまうとまた食べたくなると言います。
しかし、「精神疾患」で傷病手当金をいただくのは、できるだけ避けた方が無難です。
もしメンタルを病んでしまったなら傷病手当金を請求せずに転職を考えるようにしましょう。メンタル不調になってしまうんだったら、その会社をやめればいいんです。逃げればいいんです。ほとんどいませんが、もし頭がおかしい事業者にあたったら逃げればいいんです。傷病手当金をもらわずに仕事探しをしましょう。雇用保険の失業給付をいただけるんだったらそっちをいただくようにしましょう。
一度精神疾患で傷病手当金を請求すると我慢できない体質になってしまいます。
言い方がよくありませんが「こんなんでお金がいただけるんだ」と考えてしまいます。転職してもちょっとのことで我慢できなくなって就退職を繰り返すようになります。
傷病手当金が「精神疾患」で何度もいただけるかどうかは知りませんが、もらえなくなったらその方は他の福祉制度を考えるようになります。
まあ100歩譲って「精神疾患」で傷病手当金を使うのは一度だけにしておきましょう。1度きりのカードにしましょう。
医者も寛容ですから患者から精神疾患の申し出があれば傷病手当金申請書の就労できない証明を出されます。
また職場で1人メンタル不調で休みに入ると、まわりの方への影響が大きいです。
「僕もなんだか調子悪いな」と引っ張られる方も出てきます。
だから何とか会社のトップは、できるだけメンタル不調・精神疾患を出さない職場にしないといけませんね。働きやすい、風通しの良い職場にすることを、いつも考えて頭に入れて人を雇用しましょう。
事の大小はあるとは思いますし、一概には言えないことも重々わかっていますが、できることなら何とか踏ん張って、そのメンタルの調子が悪くなった会社を退職するだけにして転職を考えてほしいです。逃げればいいんです。自身に合うところが見つかるまで転職すればいいんです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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