社労士ウリボーの最前線超役立ち情報　2021.11.30　「雇用調整助成金　歩合給が出ている場合」

「雇用調整助成金　歩合給が出ている場合」

みなさまこんにちは、雇用調整助成金の支給を受けようとする社員の中に、歩合給が出ている人がいると、計算方法が変わることとなりました。

簡単に説明しますと、例えば2021年12月に休業をして休業手当を、その12月給与について雇用調整助成金（以下「雇調金」とします。）を社員10人申請しようとしたときに、1人だけでも「歩合給」的な手当が出ているとすると計算方法が変わります。

「支払った休業手当の額　÷　従来の雇調金の計算方法で支給される額」

で算出された率を乗じて計算することとなりました。

例えばその月に支払った休業手当50万円、従来の計算方式で計算した雇調金支給額が70万円とすると、

①　50万　÷　70万　≒　71％

②　70万円　×　71％　＝　497,000円が支給されることとなります。

簡単に説明させていただくとこのような感じです。

つまり支払った休業手当の額が、支給される雇調金の上限額になるという感じでしょうか。給与の支払い方を見直さないといけませんね。本当に簡単な説明の仕方で申し訳ありませんでした。

厚生労働省の雇調金のその歩合給の説明されているアドレス（PDF）を貼っておきます。